Go! my way!

将来の夢へのキロク。「意味のある」アウトプットができるようになりたい。

熱すぎた4日間ー2019年全日本フィギュアスケート選手権を振り返ってー

こんばんは!えりです!
深夜の更新失礼します…

年末いかがお過ごしでしょうか?
わたしはおとといに仕事納めをして、昨日から9連休!
昨日はずっと部屋の掃除をしておりました。。。

さて、全日本選手権が終わって一週間が経ちました。
未だにわたしは全日本の余韻に浸っておりまして、、なかなか氷艶の写真集とNoriemを開くことができません!笑
今日から氷艶Daysが始まるというのに、、、うん、この記事書いたら全日本ロスは終わりにしよう!きりかえきりかえ!

というわけで、今回高橋大輔選手を中心に全日本選手権で感じたことを書きたいと思います!

  1. ついに不死鳥現る!ショートプログラム「The Phoenix
  2. シングル競技会惜別の舞、フリースケーティング「Pale Green Ghosts」
  3. 今回の全日本と大輔さんを見て考えたこと。

1.ついに不死鳥現る!ショートプログラム「The Phoenix


2019年12月20日

この日をドキドキしながら迎えた方はわたしのほかにもいるはず!

というかこの週は、なんかいつもと違う感じの1週間が始まったなーという印象でした。
仕事中もスマホで公式練習の記事見たり、抽選会の写真でうるうるしたり、
仕事がはかどらないったらありゃしない!(笑)
そして迎えた20日
仕事を定時で終われたわたしはフォロワーさんのお誘いで輔オタさんたちが集まってSPのライブビューイング会場へ!
とにかく熱い会場でした!
ウォーミングアップ姿の大輔さん映るたびに「大ちゃーん!」って叫んで、バナータオル振ってめっちゃにやけ止まらなかったですw
あと、ひげあるんかーいって思いました。←それ大事

そして、第5グループの選手紹介が始まり大輔さんの名前がコールされた瞬間画面に向かって叫びましたww

ついに迎えた午後8時37分。
明るいリンクにあの不死鳥が姿を現しました。
衣装はカーニバルオンアイスと同じ衣装。
そして、曲が始まりました。
「ガッ」と目を見開き、あの獣のような恐ろしい目つき。会場のわたしたちも固唾をのんで見守りました。
最初のジャンプは成功したものの、後のジャンプはミスが続きます。
しかし、それでも自分が今できることを全力で演じていきます。
そして最後のステップシークエンスはもうかっこよくてしびれました!
西岡さんが叫ぶのもすっごくわかる!
代々木の熱狂がこっちまで伝わるほどの地鳴りのような歓声。
どれだけ日本全国の視聴者の心をわしづかみにしたんでしょうか。それぐらい大きな爪痕を残した演技でした。

放送が終わり、参加者の皆さんで撮影会したり、オタトークしたり、さっきの熱が冷めないまま一日が終わりました。

 

2.シングル競技会惜別の舞、フリースケーティング「Pale Green Ghosts」


フリーの前日は新聞買い漁ったり、神社にお参りしたり、代々木行って応援グッズ買ったりと買い出しDayを過ごし、
ついに現地観戦当日の12月22日を迎えました。
その日は自分なりに気合を入れるために美容室に行って髪色をダークグレーからブラックに染め、代々木へ向かいました。

美容室の担当のお姉さんやお客さんと全日本の話題で盛り上がり、
手作りバナー見せたら褒めてくれてテレビで探すね!と言ってくださいました!

原宿駅に着くと、改札を出てから歩道橋、そして代々木の原宿口の門まで「お譲りください」ボードを持った方々がずらりと。
何もできずに申し訳ないと心苦しく思いながら、会場へ歩いていきました。
到着して、乗り換えの駅の駅ナカのお花屋さんで買ったスイートピーを体育館をバックに写真を撮ってたところ、、、

なんと、フジテレビのノンストップのスタッフさんに声をかけていただいたんです!
そこでインタビューされたのは…
・高橋選手のファンになったきっかけ
アイスダンス転向の話を聞いた時どう思ったか
・髙橋選手へメッセージ
・プレゼントの投げ込み禁止についてどう思うか
・高橋選手へどんなプレゼントを用意してきたか
だったと思います。。。

(翌日放送されました。インタビューされてる姿とプレゼントのことについて取り上げてくださいました。)

そのあとに何人かの方から声かけてくださいました。

この場をお借りしまして、本当にありがとうございます!!
ツイートを見てくださってる方もいて、ツイッターってすごいな、、輔オタの皆さん温かすぎる…(涙)って言葉では言い表せない温かさになりました。

4時前にざっと雨が強くなり、母とも合流して入場。
雨の中でもぎりぎり粘るお譲りくださいボードの皆さん。頭が下がります。

そして会場に入って中の広さに驚きました!え!こんな広いリンクですべるの!
私の中では西日本で見たリンクのイメージが強すぎて、こんなの皆さんにとっては当たり前かもしれませんが、そこに驚きました。
席は北のスタンド席Fブロック。天井席ですが、ブロックの中でも真ん中のお席でした。

そして男子シングルフリーがスタート!
一人ひとりの演技が終わるたびにどんどん心臓バクバクしてました。
ついに迎えた第2グループの選手紹介!
手作りバナーも広げて名前コールされた瞬間めっちゃ叫びました!!!!!
6連が始まると360度こだまして聞こえる「大ちゃんがんばー!」の声。わたしも時間の許す限り、スタンド席から「大ちゃんがんばー!」と声をかけました。
ジャンプが成功するたびに大きな拍手が起こります。わたし自身、この6練を一秒一秒かみしめながら見ていた気がします。
大輔さんもきっとあの時間を噛みしめながら滑っていたのかなと思います。

そしてついにその時を迎えます。
「12番、高橋大輔さん、関西大学カイザーズクラブ」
名前がコールされ大きな歓声に包まれながら、リンク中央へ向かいました。
双眼鏡で覗いてみると、真っ白なリンクに黒のシルエット(北側だったので後ろ向き)が映えてとっても美しくて。
その時に歓声がゆっくりと静まり、静かになったところでこの世界の時間が止まり、
高橋大輔だけの時間」がゆっくりと動き出した感じがしたのです。

重厚なオーケストラの音楽が代々木に響き渡り、雷がなってザーッと降る雨。
まるで外の代々木の天気を表しているような感じがして、ぞくぞくしました。
すーっと伸びる滑り。柔らかさがありつつも複雑な体の動き。
ジャンプもふわっと羽根が生えたように飛び、転んでもそれが美しく感じてしまう。
そして音に合わせて、というか音と溶け合って踊っていました。
そして最後のコレオ。カーニバルのときに一度見ましたが、待ってましたと言わんばかりにぷぉおおおおおおって叫んで
自分の目に刻みつけました!あのコレオ大好きすぎるんですよ!!
と同時にあああ終わってしまう、、、という虚無感に苛まれました。
最後のポーズ、大輔さんは上を向いて終わりました。

これは去年の全日本のFSのときによろけてしまったポーズです。
振付師のブノワ・リショーさんは「前を向いて終わって欲しい」と要望したのです。
これがシングル競技最後のプログラムのポーズであるから、前を向いて終わってほしいと。
しかし、大輔さんは去年と同じように上を向いて終わりました。
まさにこの時「自分の思うようにやった」ということなのかなと感じたのです。

キスクラに座る大輔さんと歌子先生。
すると北の方から「大ちゃん!ちゃちゃちゃ!」と大ちゃんコールが聞こえてきました。
わたしも含め会場全体が大ちゃんコールで包まれて、とってもあったかい気持ちに包まれました。
一緒にちゃちゃちゃしてた大輔さんと歌子先生がかわいかったなぁ!
そして歌子先生へ花束のプレゼント!
胸がいっぱいになりました。そういえばこの二人のキスクラ見れたの最初で最後でした。
わたしにとっては一回きりだったけど、素敵な一コマ見れて本当によかったです。

この大会の優勝は宇野昌磨選手。久しぶりの出場となった羽生結弦選手は2位。3位は全日本ジュニアの優勝者、鍵山優真選手でした。

特に昌磨はGPSの不調のシーンを見て、結構気にかけてたのでSPのグレスピもFSのダンオンもすっごくよくて強くなったねと感動したのと同時にステファンありがとう!!ってめちゃくちゃ思いました!

そしてわたしたちは、心がホクホクした状態で名残惜しみながら会場を後にしました。
外に出てみると雨はまだ降り続けていました。

 

3.今回の全日本と大輔さんを見て考えたこと。


私は大輔さんが言っていた「ショーと競技の壁をなくしたい」という意味を理解してそうで実は理解していなかったことに今回気づいたのです。
そして、この全日本を現地で見て、その言葉の意味を知ってすとんと体の中に落ちて納得したんです。
競技は選手一人ひとりのストーリーを物語っているアイスショーみたいでした。
初めての全日本、この全日本で引退するスケーターも中にはいます。表現力がすっごくいいのに、ジャンプめっちゃきれいなのに引退だなんてもったいないよと思うスケーターもいました。
私が今まで見てきたのはアイスショーは、決められた演出があって滑るのに対して、競技会だと採点があることはもちろんですが、点数では付けられない選手ひとりひとりののストーリーが体全体から物語っているんですよね。

そしてもう一つ考えたことが、大輔さんが目指している唯一無二という存在です。
私が思うに、それは今の世の中にとって足りないものなのかなと感じるのです。
今の世の中は同じ顔の人ばかり(俳優さんとか女優さんとか)誰かとお揃いじゃなきゃ嫌だ、浮いてしまうのではないか、大きな集団の意見に同調しないと仲間外れにされてしまうのが怖い。とか。
誰かに認めてもらいたい、誰かに愛されたい。一人になるのが怖いから、誰かがいないと不安。だったり。
「相手」を意識してしまうことで自分らしさがなくなってしまうんじゃないかと私は思うんです。
就活生を見てるとみんな真っ黒。個性は自分の口で発する言葉とちょっとしたしぐさでしか発揮することが許されない。
テレビを見たって、同じような番組ばかり。過激なことをするだけでくだらない意見で回りと同じような面白みもない番組になってしまう。

今の私たちは、自分らしく思うように生きてるのでしょうか。
しかし、それは難しいことなんだって自分も仕事をやっていて感じています。
つい最近まで、相手のことを意識しすぎて縮こまってしまいスランプに陥っていました。
そんな時、大輔さんの姿勢を見て、笑われてもいいからまずはやってみるしかないと思い、仕事をしてみたところ、やっと今仕事が楽しいって思えるようになりました。
大輔さんは人柄や演技でも人々を引き付けていますが、こんな自分らしさが発揮しずらい世の中で唯一無二を目指し、自分の思うがままに生きている部分にも私は惹かれてしまっているのではないかと気づいたのです。

そんな大輔さんは来年、新しい道を歩み始めます。
まだ、舗装されていない道なき道を。

代々木でずっと降り続けていたあの雨は今まで男子シングルをけん引してきた英雄への涙雨だったのでしょうか。
あるいは平成最後の日に降った雨のように新時代への代替わりの雨だったのでしょうか…
そしてフリーの22日は冬至。実は冬至も「太陽が生まれ変わる日」という言い伝えがあるそうです。
その太陽がこれからもこの世界を、温かく明るい光を放ちながらきっと舗装された道を照らし続けるでしょう。

長くなってしまいましたが、今回の全日本は本当に素晴らしい大会だったなと私は思います!
たくさんの感動とときめきと発見と…いろいろな思いを与えさせてくれてありがとうございました!
全選手も本当にお疲れさまでした!
そして、、、高橋大輔選手シングル卒業おめでとうございます!
アイスダンスもめっちゃ楽しみにしてます!

全日本選手権、ありがとうううううう!!!!!

はい、これで心置きなく氷艶モードに移れます!!
ではまた!!!(どっかの兄上のセリフ)